higetiasのエンジョイ・ライフ

 higetias&mamatiasの日々徒然・・・

Entries

城井ノ上城址(2017/11/23)

2017/11/23(Thu)

永沼家住宅(国指定重要文化財)
171123-2P1130611a.jpg


蔵持山を下山後、国道496号線を南下し県道32号線で鉾立峠を越えて城井ノ上城址を目指す。
途中、国道496号線沿いにある永沼家住宅に立ち寄ったが、日曜日以外は公開されてなく中には入れ
なかった。

城井ノ上城は鎌倉時代から400年に亘り地頭職としてこの地を治めた宇都宮氏が、秀吉の九州征伐の
際黒田官兵衛、長政親子により謀殺されるまで拠点としていた場所で、自然の地形と岩を巧みに活かし
て築かれた要塞のような砦だったとのこと。 紅葉の時期に訪れてみようと思っていたところだ。
官兵衛ブームも紅葉も過ぎた感はあるが、良い機会なので訪れることにした。

城井ノ上城址に向かう林道の分岐を一旦やり過ごして、300mほど先の牧の原キャンプ場に立ち寄る。
キャンプ場のイロハモミジは落葉が進んではいたが、まだまだ十分見応えがあった。

           171123-2IMG_5056.jpg  


171123-2page01.jpg


来た道を戻り林道分岐の手前の駐車スペースに車を止めて城井川沿いに林道を進む。

     171123-2P1130622.jpg


林道沿いの土手の上に城のミニチュアがある。 朽ちてはいるが石垣などの造りは本格的に見える。

     171123-2P1130750.jpg 


歩き出して3、4分で「三丁弓の岩」と呼ばれる大岩が見えてきた。
城井ノ上城の外備えで「射手三名おれば敵一兵も通さず」というところから名付けられたらしい。
人が隠れるには十分過ぎるほどの穴が四つ開いているが、内部は繋がっているようだ。

171123-2IMG_5071.jpg


           171123-2P1130628.jpg

一番下の穴には石仏が安置されている。

     171123-2P1130748.jpg


更に3、4分、水子地蔵堂、慈母観音堂の前を通過して少し進むと城井ノ上城址の登り口に着く。
ここから山の中に入って行く。

171123-2IMG_0344.jpg


すぐに表門の岩が見えてきた。

171123-2P1130638.jpg


171123-2page02.jpg


谷の両側は急俊な崖に囲まれていて、まさに天然の要塞だ。
この岩も門のようだ。  もしかしたら一の門? このあとも二の門、三の門と思われる岩の間を抜けて行く。

171123-2IMG_5093.jpg


本丸跡らしい平地の左奥の鉾立岩のような大岩の足元に朽ちた小さな祠があるが、近年のもののように
見えた。

     171123-2IMG_5099.jpg


小さな沢を渡って更に沢沿いに上って行くと、極端に入口の小さい炭焼窯に出合う。

     171123-2P1130654.jpg


京築地方独特の炭焼窯で、昭和30年代の終わりまで使用されていたらしい。

     171123-2P1130655.jpg


沢から少しずつ離れて右側の斜面をトラバース気味に上がって行く。

     171123-2P1130661.jpg


苔むした岩が密集する涸れ沢の左手を上がって行くと、やがて前方に大きな穴が開いたアーチ状の大岩
が見えた。

              171123-2P1130662.jpg


これが裏門だ。

171123-2IMG_5114.jpg


左手前には大人が3、4人はゆっくり入れそうな穴があり、「番人の穴」と書かれていた。
戦国時代にはここに番兵が詰めていたのだろうか。

     171123-2P1130670.jpg


穴に向かって草付きの急斜面の右側の岩を上がって行く。 
岩には足掛かりのステップが削られているし、ロープや鎖も付けられているので苦労することはない。

171123-2IMG_5127.jpg


           171123-2P1130680.jpg


途中の狭いステージにも奥まったスペースが設けられている。

     171123-2P1130679.jpg


171123-2page03.jpg


穴の下部に上がり着いてみると下から見上げたとき思ったよりも大きな穴で迫力がある。
よくぞ山中のこういう場所を探し出して砦にしたものだと感心する。

171123-2IMG_5137.jpg


mamatiasがアーチの根元近くの岩に大きな蜂の巣があることに気が付いた。 しかも二つも!
幸い蜂の活動時期は過ぎているようで事無きを得た。

     171123-2IMG_5139.jpg


アーチの下を潜って穴の反対側に下りて行く。

     171123-2P1130686.jpg


帰路は左の斜面に張られたロープに従って下りて行くが、その前に右手に回ってアーチの上へ上がって
みよう。

     171123-2P1130688.jpg


     171123-2P1130690.jpg


瘦せ尾根の上に出ると強い風が吹き付けてくるので、バランスを崩さないように注意しながら進む。
上からはどこがアーチの真上なのかははっきりとは確認できなかったが、多分この辺りだろうと思われる
ところを過ぎても痩せ尾根はまだまだ続いている。 行けるところまで行ってみる。

           171123-2P1130694.jpg


171123-2page04.jpg


良い眺めだ。

171123-2P1130698.jpg


171123-2P1130700.jpg


171123-2page05.jpg


左上の写真の個所に付けられたトラロープは岩で擦れて半分切れているので要注意だ。
上りはロープに頼らなくても問題ないが、下りはちょっと苦労するかも。

     171123-2P1130713.jpg


尾根を登り上がったところで行き止まりになっていた。

171123-2IMG_5155.jpg


360度周囲より高い訳ではないが、ほぼ全方向が見渡せる。  
紅葉の最盛期はもっときれいだっただろうな。

171123-2P1130708.jpg 


           171123-2P1130716.jpg


風が強いので下りは上り以上に気を付けて分岐まで戻る。

     171123-2P1130717.jpg


あとはロープに沿って急斜面をジグザグに下りて行く。

     171123-2IMG_5164.jpg


谷に下り着いたところにある「石抱きもみじ」はすでに裸状態だった。

171123-2IMG_5175.jpg


石抱きもみじの傍で沢を渡って左岸を下りて行くが、渡渉する際は沢に渡されたロープが頼りなく足の置き
場も良くないので、足を滑らせて流れに落ちないように要注意。

     171123-2P1130723.jpg


渡渉後左岸に張られたロープに沿って滑らないように気を付けて下る。

     171123-2P1130725.jpg


あとは危険個所もなく、淡々と谷に沿って下りて行くと林道と「他城のイロハモミジ」が見えてきた。
紅葉はほとんで散ってしまって残念だが、まぁしかたがない。

171123-2IMG_5184.jpg


171123-2IMG_5187.jpg


           171123-2P1130744.jpg


171123-2IMG_5189.jpg


林道を歩いて登り口に戻ってきた。

           171123-2IMG_5193.jpg


周回しても2時間足らず、山歩きとしてはやや物足りないかも知れないが、400年以上前に思いを馳せ
ながらの歴史探訪は実に興味深く楽しかった。  

帰路再び牧の原キャンプ場へ寄ってみる。  
まだ少し紅葉が残っている傍を流れる城井川の河原に下りてみた。

171123-2IMG_5203.jpg


           171123-2IMG_5213.jpg


171123-2IMG_5228.jpg


171123-2IMG_5242.jpg



帰路に立ち寄った本庄の大楠
171123-2IMG_5252.jpg


171123-2P1130768.jpg



Comment

RE:興味津々! 

けいこたん、こんにちは。
ゆっくり歩いても2時間足らずで周回できる面白いコースでしたよ。
御嬢さんが中津にいらっしゃるのであれば、宇都宮氏主従が殺された中津城や
合元寺(赤壁寺)には行かれているかと思いますが、居城だった場所にも是非
訪ねてみてください。
低山ですし、蜂の心配もあるので暑くない時期がお勧めです。
この日は午後から晴れ間も出てきましたが雲が多くて束の間の陽射しでした。
出発前にもっとじっくり撮っておけば良かったかも知れません。
けいこたんのパソコンは本当に光を発していませんか~?(笑)
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.11/30 13:00分 
  • [Edit]
  • [Res]

興味津々! 

higeさん、こんにちは。
「城井ノ上城址」面白そうですね。。
前の記事を読んでいなかったら、「きいのこ」なんて、絶対読めません。(@_@)
往時をしのびながら、岩の一つ一つを見てみたいです。
歴史だけでなく、歩く時に、気をつける箇所も書いてくださっているので、ありがたいです。行きたくなりました。行ってみたい!
娘たちが中津に住んでいるので、近しい気がします。
~城井川の河原に下りてみた~からの四枚の写真!!
私のパソコンが光を発したのかと思うほどです。
煌くとはこういうのを言うのでしょうか。他に形容する言葉が見つかりません。
何度見ても、やはり光を発していますね。
素敵!


  • posted by けいこたん 
  • URL 
  • 2017.11/30 11:39分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

 パスワード必須
管理者のみに表示  | 非公開コメント: 投稿可能

左サイドMenu

ティアス&エル

Calendar

07 | 2018/08 | 09
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

New diary

Archive



Profile

higetias

Author: higetias





Mail form

Name:
Mail address:
Title:
Message:

当ブログへのお問い合せはこちらからお願い致します。

右サイドメニュー

Search in the blog

QR code

QR

Counter