higetiasのエンジョイ・ライフ

 higetias&mamatiasの日々徒然・・・

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白峰三山縦走二日目(2017/09/04)

2017/09/04(Mon)


5:04
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夜中に何度か目が覚めはしたが、たっぷりと10時間は寝た。
山荘の朝は早い。 4:30の点灯の30分前に起きると周りにはライトを点けて準備をしている登山者の姿も
ある。 我々の朝食は5:40からなので慌ててもしかたがない。
4:45頃外に出てみると八本歯のコルの辺りが焼け始めていた。
今日は曇りの予報だったが雲海の上に太陽が顔を出してくれそうだ。 

5:05
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昨日は見ることができなかった富士山も雲海の上に顔を出してくれた。
山の上から見る夜明けはどこの山から見てもそれほど変わらないと思うのだが、富士山を見ながらという
のはやはり格別だ。
寒さに耐えながらしばらくは素晴らしい夜明けを楽しむ。 

5:08
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5:11
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5:11
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5:17
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朝食を済ませて弁当(1000円)と、水2.5L、雨具その他の必需品など二人分の荷物をmamatiasのザック
に入れ、あとの荷物は廊下にデポして当初計画の出発時刻に40分遅れの6:17に山荘を出る。
今日は農鳥岳まで往復する予定だが、mamatiasの体調は果たして・・・。

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(本日の行程)
北岳山荘(6:17)~中白峰山(7:00-7:06)~間ノ岳(8:06-8:17)~農鳥小屋(9:22-9:32)~
西農鳥岳(10:27-10:36)~農鳥岳(11:07-11:12)~西農鳥岳(11:45-11:56)~農鳥小屋
(12:36-12:57)~間ノ岳(14:26-14:32)~中白峰山(15:33-15:38)~北岳山荘(16:07)
行動時間:9時間50分  歩行時間:8時間25分(休憩:85分)
歩行距離:14.8km   累計標高差:(+)1497m (-)1491m

(Route-Map)                   (標高グラフ)
20170904北岳山荘~農鳥岳往復  20170904北岳山荘~農鳥岳G
(クリックで拡大)


山荘を出て振り返ると北岳が見送ってくれた。

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今日は一日曇りの予報だが、今のところガスもなく稜線からは周りの山々が良く見えている。
カメラだけを肩から下げ空身で歩くmamatiasの体調を測りながらゆっくりペースで高度を上げていく。

左から仙丈ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳
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仙丈ヶ岳の後方に北アルプスの稜線が長々と横たわっている。

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北岳を挟んで左に甲斐駒、右に鳳凰三山
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鳳凰三山
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一つ目のピーク中白根(峰)山(3055m)に到着。

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日本一の高峰富士山と第四位の間ノ岳。
左手には第二の北岳も見えているのだが、残念ながらカメラのレンズには納まらない。

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間ノ岳まではアップダウンを繰り返しながら1時間の距離。

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歩いてきた稜線を振り返る。

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左に見えるのは中央アルプスの稜線。

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二つ目のピーク間ノ岳(3189.5m)に到着。 ここまでは設定タイム通り順調だ。

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ここで最初の選択判断。
この先農鳥小屋までは約400m下らなければならない。 と言うことは復路に登り返しが待っている。
時間的にはまだ余裕があるがどうするかmamatiasに確認すると、登り返しを覚悟の上で先へ行くと言う
ので眼下に見えている農鳥小屋に向けて下り出す。 

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農鳥小屋から延びる稜線の先に見える西農鳥岳を眺めながらひたすら下る。
右の方には塩見岳や荒川三山の山塊も見えている。

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三国平への分岐を過ぎると農鳥小屋まではもう一息だ。

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農鳥小屋に到着。 mamatiasはここでも取り合えず西農鳥岳までは頑張ると言う。 

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水のほかにアクエリアスの500mlを一本持ってはいたが、念のためにここで一本購入しようと思って売店に
近づいて行くと、母屋の方からオヤジさんが電話で話している声が聞こえてきた。
しばらく待ってみるが話が終わりそうにない。 その間mamatiasは昔方式のトイレで用を済ませてきた。
途中で声を掛けたら叱られそう(笑)だったので、購入を諦めそのまま出発。

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農鳥小屋がかなり小さくなってきた。

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標高3000mを超える日本一高い稜線歩きと言ってもずっと3000m以上を歩くわけではなく、標高差
390m、250mを始めいくつものアップダウンを繰り返す。 ましてや往復縦走となるとそれを2倍繰り
返さなくてはならない。  間ノ岳の姿を見ながらその登り返しを考えると気が重くなってしまう。

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農鳥小屋が遥か下に見える凄い高度感だ。

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西農鳥岳の山頂(左端)が見えてきた。

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三つ目のピーク西農鳥岳(3051m)に到着。 

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未だに雲海の上に顔を出している富士山の手前に目指す農鳥岳の平な山頂が見えているが、mamatias
はここで待っていると言う。 
農鳥岳まではあと40分の距離で途中の稜線は見た目にはなだらかに見えるのだが、実際は結構なアップ
ダウンがあり、往復するとなると1時間半は要しそうだ。 
ここからの復路のことを考えると無理もさせられないので、mamatiasとザックをデポして独りで往復するこ
とにして、足早に農鳥岳へと向かう。

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四つ目のピーク農鳥岳(3026m)に到着。 
白峰三山最後の山頂からの眺めをほんのしばらく堪能して、感慨に浸る暇もなく山頂標識の写真だけを
撮ってから引き返す。

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戻る途中で、昨日の右俣の上部でお会いしたあとここまで抜きつ抜かれつしながら何度も再会した男性二
人連れとすれ違う。 一人がかなり疲労しているようだが農鳥岳を越えたあとは大門沢小屋まで下るだけ。 
羨ましく思いながら、お互いに今後の健闘を期してお別れする。

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西農鳥岳はまだあんなに高くて遠いのか。

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higetiasを待つ間mamatiasは写真を撮ったり通過する登山者と言葉を交わしたりしていたようだ。

              トウヤクリンドウ
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     イワベンケイ
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威圧してくるような間ノ岳の大きな山体
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富士山の手前に農鳥岳
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間ノ岳と北岳。 八本歯のコルも雲に呑み込まれている。

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そして、higetiasがそこまで戻ってきている。

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五つ目のピーク、二回目の西農鳥岳山頂。

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農鳥小屋へと250m下って行く。

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途中で一匹のサルに遭遇。  折角ならサルより雷鳥に会いたい。

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農鳥小屋に下り付く。

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テント場の近くで弁当を広げる。 受け取ったときずっしりとした弁当だなと思っていたら、大きめのお茶が
入っていた。 重いはずだ。

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手早く食事を済ませて、間ノ岳への長い上りに取り掛かる。

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一歩、また一歩
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間ノ岳の山頂が近くなると花を撮る余裕も出てきた。

     イワツメグサ
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チングルマの花後                       チシマギキョウ
170904IMG_1113.jpg170904IMG_1118.jpg


間ノ岳の山頂が見えてきた。 
もうこの時間、誰もいないと思っていたので登山者の姿を見ると少しほっとした。

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六つ目のピーク、二回目の間ノ岳山頂。

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居合わせた登山者と少し話をして、前後して最後のピーク中白根山へ向かう。

     オンタデ
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     タカネヤハズハハコ
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              ミヤマアキノキリンソウ
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     170904IMG_1125.jpg

トウヤクリンドウ
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     タカネシオガマとコバノコゴメグサ
     170904IMG_1128.jpg


山頂でお会いした登山者と我々が最後でしょうね~と話していたのだが、途中でまだこの時刻間ノ岳を目指
す登山者と次々にすれ違い、「あとどのくらいですか?」と聞かれる。 
なかにはヘロヘロの人もいて、「心が折れそう!」と言いながら去って行く。 帰りは大丈夫かと心配になる。

七つ目のピーク、二回目の中白根山の山頂に到着。 あとは北岳山荘まで下るだけ。

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あとはさっさと下って山荘へ帰り着く。
往復する間に、雷鳥に出合ったと言う登山者に何人か会ったがタイミングが悪かったのか、運が悪かったの
か、結局今日は雷鳥を見ることはできなかった。  明日に期待するとしよう。

行動時間、歩行時間とも設定タイムよりそれぞれ10分多かっただけで、ほぼ予定通りで歩くことができた。 
予定外はmamatiasが農鳥岳まで行けなかったことだが、本人は西農鳥岳で出会った登山者から、西農鳥
に登ったら農鳥には行かなくても・・・と言われて、それで満足していたようだ。
農鳥岳は西農鳥岳に付随する山と見なされて3000m峰にも数えられていないので人気がないのだろう。

     170904IMG_1132.jpg


宿泊の手続きを済ませてから外のベンチで缶ビール(600円)で乾杯!
デポしていたザックの中からツマミも持ってきて・・・。

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隣で盛り上がっていた山形県からの5人グループの皆さんに誘われて夕食までご一緒することに。
夕食を済ませて部屋へ戻ろうとしていたらこのグループにまた誘われて、再びご一緒することになった。
持参されていた焼酎やメンバーの一人の奥さまの手製という鮭の燻製まで頂いて、いろいろと話をする
ことができて楽しい時間だった。 鮭の燻製の味が美味で、最後は袋ごと頂いた。

18時半頃部屋に戻ったが昨日のように早くは眠れなかった。

明日は八本歯のコルから左俣を下って広河原へと戻る。


Comment

RE:言葉に出来ない 

けいこたん、おはようございます。
感じたり、思ったり、体験したことの半分も表現できていないと思いますが、
山の良さが伝わり一緒に歩いているような気持になって頂けたのなら嬉しいです。
花を撮る気力、体力、時間に余裕はありませんでしたので撮らずじまいの花も
いくつかありました。  一度しゃがみ込むと立ち上がるのが大変でした^^
  • posted by higetias 
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  • 2017.09/14 09:37分 
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言葉に出来ない 

美しい夜明け、長い道のり、迫力ある山々、素晴らしい富士山、などなど写真を見ているだけで、ズシリ、ズシリとお腹に応えます。
丁寧な文章なので、読み応えがあり、一緒に歩いているような気になりましたが、とてもこんなには歩けません。
higeさんがお花の撮影をしていらっしゃるのでしょうか。ハードな山行なので、思わずhigeさんが倒れてしまったのかと大勘違いをしてしまいました。
(≧∀≦)
  • posted by けいこたん 
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  • 2017.09/13 21:11分 
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ケルンさんへ 

ケルンさん、こんばんは。
こちらこそ、ご無沙汰しています。
日曜日は中岳におられたんですか?  全く気が付かず失礼致しました。
奈良田から身延へ出ることも検討しましたが、東京へ戻るには遠回りになるので諦めました。
私どもも中途半端な時期でしたが、天気が良かったのが救いでした。
またどこかの山でお会いしたいですね!
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/12 22:16分 
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RE:今晩は 

へこさん、こんばんは。
初日は稜線に上がってからはガスで富士山を見ることが出来なかったので、
南アルプスの女神がご慈愛をくれたのかも知れませんね。
3000mの稜線歩きと言っても行程は二日目のほうが厳しかったです。
その分ビールを飲みながら充実感に浸っておりました^^
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/12 22:08分 
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NoTitle 

higetiasさん ご無沙汰しています
  白峰三山、往復お疲れさまでした。懐かしく拝見させて頂きました。
 小生 大門沢小屋に泊り奈良田温泉で汗を流し身延へ出ました。
  キタダケソウは雪解け頃に咲くようで、時すでに遅しの夏山でした。
  何処かの山でお会い出来ればいいですね。
  • posted by ケルン 
  • URL 
  • 2017.09/12 21:10分 
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今晩は 

お疲れさまでした!
のっけから凄い景色で圧倒されました。ベストショットですね(^.^)
標高グラフをみた瞬間、淡々とした稜線歩きなのかと勘違いしてしまいました。
なんのなんの、累計標高差±1500m 歩行距離14.8km ですからね〜
その分、ビールが美味しそうです(=^ェ^=)
  • posted by へこさん 
  • URL 
  • 2017.09/12 19:44分 
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はまちゃんへ 

はまちゃん、こんにちは。
今回の遠征は義弟の申し出がなければなかったでしょうし、感謝しかありません。
二日目は農鳥まで行ったらそのまま大門沢小屋まで下るほうが気が楽だったのですが、
翌朝万がいち広河原行のバスに間に合わなかった場合を考えて往復縦走にしました。
仰る通り奈良田まで縦走する人以外間ノ岳までの往復がほとんどで、西農鳥まで
行けば充分と皆から言われました^^
はまちゃんが行かれた時は雨と強風のなかでの北岳越え、大変だったようですね。
近くであれば天気に合わせて出掛けられますが、遠いとそうもいかずなかなか難しいですね。
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/12 17:09分 
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NoTitle 

お疲れ様でした。
はじめにドタバタ劇があってどうなるのかと気懸りでしたが、
捨てる神あれば引き上げる、優しい義弟さんがいてよかったですね。
8月21日から奈良田~広河原、2便しかないアクセスに合わせた計画。
普通は間ノ岳で引き返す人が多いと思うけど、流石はHigetiasさんです。
日本一高峰連なる大展望の3000m縦走路を往復縦走できるバイタリティ羨ましいです。
ただmamaさんが行けなかったのは残念でしょうが西農鳥まで行けば完璧ですよ。
自分達たちは、間ノ岳で晴れただけで、higeさんの素晴らしいレポを拝見しながら見えなかった景色を懐かしく思い起こしています。


  • posted by はまちゃん 
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  • 2017.09/12 15:20分 
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豊津の信ちゃんへ 

信ちゃん、こんにちは。
遠征は計画して行くまでは楽しいですが、山行後のレポは大変ですね~^^;
我々は出発まではいろいろありましたが、天気を狙って行った甲斐がありました^^
今週末は天気が下り坂なのが気掛かりですね~。
信ちゃんの出発前には遠征最終日もアップします!(笑)
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/12 15:08分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

こんにちは。
頑張ってアップされていますね(^^♪
今日は遠征用の荷物を測りながら準備しています。
なかなか大変です^^
山までが大変でしたが、お天気に恵まれえてよかったですね。
まだまだ続きがありますね(^_-)-☆
  • posted by 豊津の信ちゃん 
  • URL 
  • 2017.09/12 13:03分 
  • [Edit]
  • [Res]

RE:白峰三山 

ランボーさん、こんにちは。
ダラダラと長いレポを見て頂きありがとうございます^^
広河原出発まではすったもんだしましたが、山の三日間は天気に恵まれ、
良い山旅となりました。 滅多に遠出できない身には有難かったです。
行きたいところだらけですが、ままなりません^^;
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/12 11:54分 
  • [Edit]
  • [Res]

白峰三山 

お久しぶりです!
遠征レポ拝見しました。
読みごたえがあり現場に行っているように感じました。
素晴らしい・・・・・
  • posted by ランボー 
  • URL 
  • 2017.09/12 07:51分 
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