higetiasのエンジョイ・ライフ

 higetias&mamatiasの日々徒然・・・

Entries

白峰三山縦走一日目(2017/09/03)

2017/09/03(Sun)


北岳
170903IMG_4344.jpg



日付が変わる頃に起きて準備を済ませ、予定通り1時過ぎに義弟宅を出る。
コンビニで朝食と昼食分の食糧を調達し、空いた中央道を甲府昭和ICで下りて市営芦安駐車場(無料)に
着いたのは3時頃。 我が家から九重まで行く感覚だ。  マイカーが入れるのはここまで。
第8駐車場まである駐車場はバスや乗合タクシー乗り場に近い第1から第5まで既に満車で、第6駐車場
に止める。 

     170903P1100989.jpg


乗合タクシーの出発は5:10だが、周りの車からは登山者が続々と出発して行く。 
社内で早い朝食を摂り登山靴に履き替えて乗合タクシー乗り場まで急坂を10分ほど上がって行くと、既に
多くの登山者が列をなしていた。

     170903P1100993.jpg


タクシーを待つ間に準備していた登山届を提出する。
4時半頃には乗合タクシーが続々と駐車場に入ってきて、誘導係員が個人やグループの人数を確認しなが
ら9人まで乗れるタクシーに手際よく振り分けて行く。 列の真ん中ほどに並んでいた我々も5台目の車に乗
ることができた。  出発まで30分ほど車内で待つ。

     170903P1100994.jpg


途中の夜叉神峠登山口で5時半にゲートが開くのを待って広河原に着いたのはちょうど6時だった。
ここで北沢峠まで行くバスを待つ義弟と別れて、インフォーメーションセンターのトイレに立ち寄るとコイン
ロッカー(小:200円)が空いていたのでザックに詰め込んでいたサンダルをデポする。

白峰三山縦走は広河原から出発して奈良田に下山するのが一般的だが、下山日の5日が平日で奈良田
から広河原に行くバスが8:30と15:30に2本しかなく、15:30では甲府まで戻れてもその日のうちに福岡
に帰る飛行機には到底間に合わない。 かと言ってタクシーを予約するほどの贅沢もできない。
そういう訳で農鳥岳までピストンして広河原へ下山することにしたのだ。

     170903IMG_0813.jpg


(本日の行程)
広河原(6:25)~白根御池分岐(6:50)~大樺沢二俣(9:00-9:25)~(途中で休憩&昼食0:45)~
草すべりルート出合(11:55)~小太郎尾根分岐(12:15-12:35)~北岳肩の小屋(13:23-13:43)~
北岳山頂(14:40-14:55)~八本歯のコル吊尾根分岐(15:17)~北岳山荘(16:05)
行動時間:9時間40分   歩行時間:7時間25分(休憩:135分)
歩行距離:8.75km    累計標高差:(+)1775m (-)370m

(Route-Map)                     (標高グラフ)
20170903北岳右俣コース  20170903北岳右俣コースG
(クリックで拡大)

インフォーメーションセンターを6:25に出発し南アルプス林道のゲートを抜けて行く。

     170903P1100998.jpg


ゲートを抜けるとすぐに左手を流れる野呂川の向こうに目指す北岳の雄姿が見えてくる。
ここから単純標高差1664mを上がって行くのかと思うと自然と気合が入る。

          170903IMG_0821.jpg 


すぐに林道から分かれて左のスロープを下り、野呂川に架かる吊り橋を渡る。

     170903P1110001.jpg


              170903IMG_0827.jpg


吊り橋を渡り右に進むとすぐに広河原山荘が見えてくる。
昨日中にここまで来て前泊し5:40には出発する予定だったが、のっけからのつまずきで約50分の遅れ。

     170903IMG_0828.jpg


多くの登山者が山荘の横を抜けて登山道を上がって行くなか、 今日、明日は長丁場になるのでゆっくり
ペースを守って歩き出すが、最初からmamatiasとの距離が開いてしまう。
花の写真でも撮っているのかと思ったが撮るような花もないし、調子が悪いのかな?

白根御池小屋ルートの分岐を右に見て先に進む。

     170903P1110012.jpg


大樺沢に沿った登山道には夏の花が見られるようになってきた。

              170903P1110017.jpg


              クサボタン
              170903IMG_0839.jpg

     170903IMG_4331.jpg

     オトコエシ
     170903IMG_0840.jpg

     キツリフネソウ
     170903IMG_4614.jpg

     ホソバノヤマハハコ
     170903IMG_0901.jpg


              170903IMG_4340.jpg


白根御池分岐から25分も上ると所どころで視界が開けて北岳が見えるようになるが、mamatiasのペース
は依然として上がらないままだ。

170903IMG_0854.jpg



170903IMG_4346.jpg



          170903IMG_4359.jpg

ミソガワソウ                          ミヤマハナシノブ
170903IMG_4348s.jpg170903IMG_4357s.jpg

     タカネグンナイフウロ
     170903IMG_4350.jpg

              クルマユリ
              170903IMG_4365.jpg


大樺沢の左俣には僅かだが雪渓が残っている。

170903IMG_0881.jpg


振り返ると鳳凰三山の稜線も見えるようになった。

          170903IMG_4367.jpg


大樺沢二俣では多くの登山者が休憩中。
mamatiasは絶不調できつそうだが白根御池分岐からここまでは途中10分の休憩を入れて2時間10分、
設定タイム通りで上がってきた。  ここで登山者は左俣と右俣の二手に分かれるがいずれも急登。
右俣を上がる我々もここでザックを下し急登に備える。

170903IMG_4370.jpg


チップ制仮設トイレに100円を入れて用を済ませてから出発する。

     170903P1110036.jpg


二俣を振り返る。  

170903P1110037.jpg


屈んで写真を撮る余裕はないが花を楽しみながらゆっくり上がる。

     ハクサンフウロ
     170903IMG_4377.jpg

     170903IMG_0895.jpg

     ミヤマシャジン
     170903IMG_4383.jpg
 
     シラネヒゴタイ
     170903IMG_4394.jpg

     ソバナ
     170903IMG_4400.jpg

     オヤマボクチ
     170903IMG_4402.jpg

     センジュガンピ
     170903IMG_4404.jpg

     コバノコゴメグサ
     170903IMG_4405.jpg


              170903IMG_4410.jpg

     コウメバチソウ
     170903IMG_4411.jpg

キタダケトリカブト
170903IMG_4398s.jpg170903IMG_4414s.jpg


途中からガスが出てきたが小休止や昼食休憩を取りながら草すべりコースの分岐まで上ってきた。
ここの標高は2750m、稜線の小太郎尾根分岐まではあと100mほどだ。

     170903P1110052.jpg


ナナカマドも赤い実を付けている。

     170903IMG_4417.jpg


やっと稜線が見えてきた。 

170903P1110056.jpg


小太郎尾根分岐に上がり着くと風が当たり出し寒くなってきたのでウィンドージャケットを羽織る。

170903P1110057.jpg


稜線の東側は雲に覆われていて富士山を望むことはできない。
北に延びる尾根の先には小太郎山が見えているが、その先に見えるはずの甲斐駒も雲に隠れている。
ただ、北西方向の至近距離にある仙丈ヶ岳だけが南アルプスの女王と呼ばれるに相応しい優美な姿を見
せてくれた。

170903IMG_4421.jpg


     170903P1110061.jpg


ここからは北岳の山頂に向けての稜線歩きだが、行く手にはガスが掛かっている。

170903IMG_0929.jpg


小太郎山分岐の標識を通過。 肩の小屋まで0.8km・40分、北岳まで1.5km・1時間20分の表示。

     170903P1110064.jpg


稜線で見掛けるのはイワツメグサ、コバノコゴメグサ、トウヤクリンドウくらいだがあっちこっちに咲いている。

     イワツメグサ
     170903IMG_0930.jpg

     コバノコゴメグサ
     170903P1110067.jpg

     トウヤクリンドウ
     170903P1110071.jpg


たまには色付いたイワベンケイも。

     170903IMG_0935.jpg



170903IMG_4425.jpg


肩の小屋が見えてきた。

170903P1110083.jpg


肩の小屋で20分ほど休憩してから最後の登りに掛かる。

     170903P1110085.jpg


仙丈ヶ岳との間に流れる野呂川との標高差は約1000m。 見下ろすと凄い高度感だ。 

170903IMG_0938.jpg


肩の小屋を振り返る。

170903IMG_4428.jpg


両俣小屋分岐を過ぎる。

170903P1110092.jpg


岩の間にミネウスユキソウが咲いていたがやや見頃を過ぎていた。

     170903IMG_4430.jpg


山頂が近くなると大岩が積み重なった岩場となる。

170903IMG_4434.jpg


170903P1110095.jpg


そして、ついに南アルプスの盟主北岳の山頂が視界に入る。

170903IMG_4435.jpg


14時40分、三等三角点「白根岳」にタッチ。

     170903P1110097.jpg


明治37年(1907年)に設置された三等三角点は100余年の風雪による浸食作用で転倒したため、平成
18年(2006年)に新しい柱石と盤石に取り替えられ、旧柱石と盤石は南アルプス芦安山岳館に保管され
ているとのことだ。

     170903P1110108.jpg


     170903P1110100.jpg


今日の最終目的地北岳山荘まではザレた急斜面を310mほど下って行く。

     170903IMG_0949.jpg


落石防止の丸太が設置してあるが、足を滑らせて落石を起こさないように注意をしながら下る。

170903P1110112.jpg


南に延びる白峰三山の稜線もガスに見え隠れしている。

170903IMG_0952.jpg


          170903IMG_4445.jpg


八本歯のコルへと下る吊尾根分岐(3098m)を通過。  まだあと210mは下る。

     170903P1110115.jpg


170903P1110121.jpg


          170903P1110124.jpg


北岳山頂部と下ってきた吊尾根を振り返る。

170903IMG_4448.jpg


雲の下に僅かに北岳山荘の赤い屋根が見えてきた。(写真中央部分)

170903IMG_4450.jpg


170903IMG_4454.jpg


最後にキンロバイの花が出迎えてくれた。

     170903IMG_4455.jpg


170903IMG_4462.jpg


16時05分、北岳山荘に到着。

     170903P1110134.jpg


     170903P1110135.jpg


歩行時間は設定時間より5分短い7時間25分だったが、休憩を予定より45分多く休憩したため行動時間
は40分長くなってしまった。 
しかし、出発時刻の遅れ、mamatiasの今日のペースを考えればこの時間で歩けたのは良しとすべきかも
知れない。

予約はしていなかったが宿泊の手続きをすると何とか一人布団一枚分のスペースは確保できた。
到着が遅かったため夕食、明日の朝食は第2班に回されそれぞれ17:40、5:40となってしまった。
明日の農鳥岳までの往復も行動時間が9時間40分の予定なので5:30に山荘を出発したかったのだが、
朝食抜きで出るわけにもいかないので仕方がない。

ビールを我慢して夕食までの間に明日の準備を整え、夕食時に缶ビールで今日の疲れを癒す。 
消灯時刻の20時まで特にすることもないので18時から布団に横になっていたらそのまま朝まで眠ってし
まっていた。


明日に続く。




Comment

RE:なが~い1日 

へこさん、こんにちは。
なが~い1日にお付き合い頂きありがとうございます(笑)
mamatiasがスタートから体調不良でしたので休みは多く取りました。
最近アレルギー性の呼吸器疾患に悩まされているので咳が辛そうで、その影響もあったかも知れません。
北岳山荘への下りは途中まで急斜面なので意外と時間が掛かりましたね~^^;
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/12 11:40分 
  • [Edit]
  • [Res]

なが〜い1日 

おはようございます。
ながいなが〜い1日が無事に終わって良かったです。
mamatiasさんの遅れを気にしながら読んでいきましたが、最後の北岳山荘への下りは膝大丈夫かと心配になりました(^.^)
文中では窺い知れない頑張りがあったと思います。mamaさん、お疲れさまでした。
  • posted by へこさん 
  • URL 
  • 2017.09/12 06:50分 
  • [Edit]
  • [Res]

RE:次のアップが待ちどおしい(≧∀≦) 

けいこたん、こんばんは。
二俣までは素晴らしい青空だったので、その手前で良い写真が撮れました^^
けいこたんが行かれたときは雨だったようですね~。
今回mamatiasがなぜ不調だったのかは未だに謎でこれから検証が必要です。
夕方次のアップをやっと終えました。
暇があったらまた見てください^^
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/11 22:41分 
  • [Edit]
  • [Res]

次のアップが待ちどおしい(≧∀≦) 

凄いですねー!
2年前にツアーで北岳に行った時の2日分以上を1日で歩かれてるのですもの。
それでもmamatiasさんが不調だったとは。誰もが認めるあの健脚mamatiasさんだから、きつくてもその時間で歩かれたのですね。
さすが凄いです。
一番最初の北岳の写真、いいですね!
中程にも同じアングルの写真が出てきて、見比べてしまいました。少しだけ雲が流れてました。(^ ^)いい写真だなぁと見惚れました。
  • posted by けいこたん 
  • URL 
  • 2017.09/11 15:56分 
  • [Edit]
  • [Res]

RE:日本一高い稜線歩き! 

山沢周平さん、こんばんは。
3年前の7月末に行かれたんですね。 花を楽しむには良い時期でしたね~。
今回は降って湧いた話だったこともあり時期を選択することは叶いませんでした^^;
登山前後の移動の都合で一日目は北岳山荘まで、二日目は農鳥岳までの往復とハードな
行程になってしまいました。
一日目の北岳山荘までの道のりが長く肩の小屋で泊まる登山者を羨ましく思いながら
北岳を越えました(笑)。
お察しの通りブログタイトルの写真は二日目の夜明けの写真です。
この景色が見れただけでも行った甲斐があったというものですね。
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/08 22:03分 
  • [Edit]
  • [Res]

RE:いいなぁ~ 

風来坊さん、こんばんは。
昨年9月の屋久島遠征も台風で直前に中止、滅多に行けない遠征なのに何故か
直前にトラブルが発生します^^;  エルの恨みではないかと思ってしまいます(笑)
今回は格安チケットではなかったのが救いでした^^
義弟には感謝しかありません。 帰ってきたら九州の山を案内したいと思っています。
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2017.09/08 21:27分 
  • [Edit]
  • [Res]

日本一高い稜線歩き! 

こんにちは、山沢周平です。

泊峰三山ですか、いいですね!
私も、3年前のとても暑い7月末に登りました。
その時は、北岳肩の小屋までの登りで熱中症気味になり、
それこそへろへろの状態で登り上がったのを覚えています。

それに比べ、higetiasさんご夫婦の健脚なご様子、
北岳山荘まで一気に登られたのですね!羨ましい限りです。
次は、、間ノ岳から農鳥岳の往復をされるとのこと、
強力な脚力とスタミナをお持ちなのかもしれませんね!

ブログタイトルの写真が変わりましたね。多分今回の景色でしょうか?
私も、3年前の夜明けにこれまでで一番の写真が撮れました。
北岳の稜線から見る富士は、それこそ天気に恵まれれば
最高の場面を魅せてくれますよね。

これからの写真がとても楽しみです。
  • posted by 山沢周平 
  • URL 
  • 2017.09/08 17:54分 
  • [Edit]
  • [Res]

いいなぁ~ 

こんにちは、higetiasさん。
しばらくお出かけされていないなぁ~と思っていたら、南アルプスですか!?
良いですねぇ・・・。でも、出発時の荷物は大変でしたね。

安いチケットは変更できませんが、マイレージは4日前までなら変更できるので変更で来て良かったですね。
残りの行程も楽しみに待っています。写真を選ぶのを頑張って下さい(笑)
義弟さんが福岡に帰ってきたら、一緒に登る機会も増えそうで、こちらも楽しみですね。
  • posted by 風来坊 
  • URL 
  • 2017.09/08 14:27分 
  • [Edit]
  • [Res]

Comment_form

 パスワード必須
管理者のみに表示  | 非公開コメント: 投稿可能

左サイドMenu

ティアス&エル

Calendar

10 | 2017/11 | 12
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 - -

New diary

Archive



Profile

higetias

Author: higetias





Mail form

Name:
Mail address:
Title:
Message:

当ブログへのお問い合せはこちらからお願い致します。

右サイドメニュー

Search in the blog

QR code

QR

Counter