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筑紫野・朝倉の里山へ歴史散策(2015/12/12)

2015/12/12(Sat)


宮地岳(338.9m)
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2週間前国東の山々を楽しんだ直後に引いた風邪を拗らせてしまい、まだ本調子にはほど遠い。
おまけにmamatiasまで以前から痛めていた左踵の痛みが酷くなり、クリニックで診てもらったところ
「足底腱膜炎」とのことで、当面は湿布や鎮痛剤で自然治癒を待つしかないとか。
折角晴れ間が覗く週末なのに家でくすぶっていると益々気が滅入ってしまうし、mamatiasも歩き出
せば何とかなるとのことなので、近郊の里山をゆっくり歩いてみることにした。

出掛けたのは筑紫野市筑前山家近くの宮地岳。
JR筑前山家駅前の広場に車を置いて歩き出す。
    
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この辺りは長崎街道の筑前六宿(黒崎・木屋瀬・飯塚・内野・山家・原田)の一つで、江戸時代には長崎、
日田、薩摩三街道が交差する交通の要所として賑わっていたらしい。
街道沿いには初代代官を努めた桐山丹波(黒田二十四騎の一人)が交通の難所だった冷水峠を切り開
いた功績を称えた石碑が建っている。

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今日は立ち寄らなかったが近くには桐山丹波の墓所も。

平地は今が紅葉の盛りのようだ。

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旭化成筑紫野工場の傍を抜けて行く。

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旭化成の最上部にある第3駐車場の先に続く道を上がって行くと本谷溜池に出る。

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ここから道は登山道らしくなる。

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登山道はすぐに狭くなり、左手に溜め池に流れ込む小さな沢の水音が聞こえ出す。

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次第に深くなっていた沢が再び浅くなり登山道と交差するところで、初めて登山道の標識を目にする。

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次第に傾斜がきつくなる斜面を上がると右に90m、山頂より68m?下方にあるらしい水場の案内板。
山頂まで10分の標識も。 

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宮地岳神社手前の最後の上り。 辺りは伐採されてちょっと荒れた感じ。

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山頂らしい雰囲気の場所に建つ宮地岳神社だが、ここは山頂ではない。

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山頂はさらに5分ほど北東に進んだ先にあるが、標識がなければ山頂とは分かり辛い。
地面すれすれまで埋まった三角点があるが展望はない。

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宮地岳神社まで引き返し、童男丱女(どうなんかんにょ)岩経由で天山登山口に下る。

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阿志岐登山口への分岐を過ぎ、鉄塔の下を潜って急斜面の階段を下ると間もなく蘆城(あしき)城跡。

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城跡を示すものは何もない。

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高度を下げるに従い周りの木々が紅葉している。

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南に筑紫野の町並みが見えている。

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標高160mの細長い平地に下り付くと、その突端がのろし台跡地で南側が開かれている。
1808年長崎出島で発生したイギリス船フェートン号事件を受けてここにのろし台が設置されたらしい。

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のろし台のさらに先に紀元前の徐福伝説が伝わる「童男丱女岩」と呼ばれる不思議な形の岩がある。

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天山登山口にある高木神社には秋の名残りが。

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高木神社から筑前山家駅までは宮地岳南麓の集落の道をのんびりと歩く。

神社から南へ少し行った右手のこんもりとした小高い丘の手前に柴田城址を示す案内がある。 

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丘の上は荒れた感じの墓地になっているが、真ん中の一段高く盛り上がった場所には古い石の祠が
あって往時を偲ぶことが出来る。

     柴田城
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     宮地岳南麓の里山風景
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高木神社から40分ほどで筑前山家駅まで戻って来た。

(本日の行程)
筑前山家駅(10:56)~本谷溜め池(11:21)~宮地岳神社(11:55)~宮地岳山頂(12:00)~
蘆城城跡(12:26)~のろし台(12:39-12:50)~高木神社(13:00-13:06)~筑前山家駅(13:48)
Route-Map



天気は曇って来たが、もう一座短時間で登れる山へ。
向かったのは朝倉市把木の麻底良山。

麻底良山(294.9m)
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把木の志波集落は西暦660年に第37代斉明天皇(天智・天武天皇の母)が朝鮮半島に軍事介入するため
に朝倉橘広庭宮を置いた場所と云われている。 この集落の一番奥にある普門院(本堂と木造十一面観音
立像は国指定重要文化財)の駐車場前の狭い道を更に上へ詰めると、左右良(まてら)城跡の石碑と鳥居
の10mほど先に、数台分の駐車スペースがある。

石段を10段ほど上がると下宮の粗末な社が見えてくる。

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下宮の左を進みこんもりとした小さな林を抜けると、道は柿畑の中に続いていて目指す麻底良山が見える。

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登山道は九十九折に延びていて、折り返しの間隔が次第に短くなるにつれ傾斜がきつくなる。

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十三回目の折り返しにある石祠。

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更に折り返すこと5回、疎らな石段が見えて来た。

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石段を上がると山頂に建つ麻氐良布神社が見えてくる。 
ここが秋月氏が戦国時代に築いた山城「左右良城」の跡。 

後に黒田長政が福岡城築城と同時に国境を固めるために置いた「筑前六端城」の一つとなり、黒田藩筆頭
家老栗山善助利安が一万五千石を領して城主となるが1615年の一国一城令により廃城となった。
 

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右手には横一列に並べられた十基の石塔もある。

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     麻氐良布神社
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本殿、拝殿は元禄年間(1688-1703)に建てられたが、人里離れた山頂にあるため時代とともに荒れるに
任せ、辛うじて毎年3月15日の祭礼だけが続けられていたという。
社殿の屋根が相当傷んでいたので平成10年に神殿が銅板に、拝殿が瓦に葺き替えられた。

(下宮の案内板説明書き要約)

把木の町や筑後川を眺めながら一気に下って、往復で僅か40分の里山歩きだった。

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Comment

Takaさんへ 

Takaさん、こんばんは。
里山歩きは晩秋から早春の時期に限りますね~^^
麻底良山も多分普段は地元の人でも滅多に登らないだろうと思えるようなマイナーな
超低山ですが、歴史があると興味をそそられますね。
大晦日に独りで麻底良山とは印象深いことでしょうね。
山を通じての一期一会、私も大切にしたいと思っています。 
Takaさんとの出会いもまさに一期一会でした。 またの機会が楽しみです。
来春は今年行けなかったTakaさんの地元の低山にも是非お邪魔したいと思っています。 
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2015.12/17 01:46分 
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NoTitle 

里山歩きは昔の郷愁を感じるのか、のんびり歩いていると心が落ち着きますので私も好きです。
特に晩秋と早春が好きですが何故でしょうかね(笑)。
麻氐良山はこれまた何故か三年前の大晦日の日に一人で登ったのでよく覚えています。誰もいず、静かな山でした。
非常にマイナーな山の写真を懐かしく拝見しました!

今年は縁あって遠い宮崎の地でお会いできましたこと良かったです。おかげさまで美味い楽しいお酒が飲めました!
一期一会、私の大好きな言葉の一つです。
これを機会にまたご一緒できますこと楽しみにしています。
  • posted by Taka 
  • URL 
  • 2015.12/16 22:03分 
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jinashiさんへ 

じなしさん、こんばんは。
久しぶりの更新となりました^^;
雪の無い冬場は低山、里山歩きに持って来いですね!
筑紫には国東とはまた雰囲気が違った山城跡や修験道の山が多いです。
是非筑紫にもお出掛けください! ご案内させて頂きます。
お心使いありがとうございます。 今年は大変お世話になりっぱなしでした。
じなしさんご一家にも来年が良い年となりますように!
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2015.12/14 19:16分 
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NoTitle 

歴史を訪ねて里山や旧街道と楽しそうです。
冬場はこんな感じのウオーク&トレッキングが良いです。筑紫には古の歴史遺産が多くあっていいですね。 そのうち特選コースをご案内してください。
papa&mamaさんともども、お体を大切にして元気で正月をお迎えください・・・
  • posted by jinshi 
  • URL 
  • 2015.12/14 18:52分 
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