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京都の文化財探訪最終日(2014/10/31)

2014/10/31(Fri)



記事のアップが前後してしまいましたが、京都の文化財探訪の最終日です。


最終日は「第50回記念京都非公開文化財特別公開」(黄文字の箇所が特別公開)を重点に訪ねました。
「特別公開」は全18ヶ所で今日から10日間行われます。


(本日の探訪地)

音羽山清水寺(朝駆け)~上賀茂神社下鴨神社~京都御所~相国寺~西本願寺


まずは朝食前に東山の清水寺まで散歩に出掛けました。

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清水寺は現在「平成の大改修」を実施中で、8つの重要文化財と国宝の本堂が順次修復されるそうです。
(工期:平成20年から11ヶ年間 総工費:40億円)
現在は三重塔、轟門、釈迦堂の改修が行われていますが、最も工事が困難な本堂はまだこれからです。

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まだ早朝の6時だというのに、修学旅行中の小学生が訪れていました。 しかも、絶妙な時間差で二校も。
行楽時期の修学旅行は引率する先生も旅行代理店のスタッフも大変だと思います。


一旦ホテルに戻り朝食を済ませ、7時40分に上賀茂神社に向けて出発しました。

8時過ぎには到着してしまいましたが、公開は9時からなので小一時間ほど境内を散策します。

上賀茂神社は正式には「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ)」と言います。
ご祭神(賀茂別雷大神)を祀る本殿と常設の仮殿である権殿(ごんでん)(共に1863年造替の国宝 流造)が
東西に並び建っています。 本殿と権殿は造りも内部の調度品、供え物まで全く同じものだそうです。
通常は遷宮の度に建替えられるのですが、ここは仮殿も同時に建てられているのです。(下鴨神社も同様)

伊勢神宮の式年遷宮は20年毎に行われますが、ここは一歩譲って21年毎に実施されるそうです。 
ただし、両殿とも国宝に指定されているので建替えはせず改修のみ行っているようで、現在は本殿の檜皮葺
屋根の葺き替え工事が行われていました。 他に34棟の社殿が国重文に指定されています。
 

細殿(拝殿 国重文 1628年造)
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細殿前の円錐状の砂は立砂(たてずな)と云われ、ご神体の神山(こうやま)を模しているとのこと。
頂上に松の葉が立てられており左が3葉、右が2葉と、陰と陽を表わしているそうです。

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橋殿                                 土屋(国重文)
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     楼門(国重文 1628年建立)
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今回は普段入ることの出来ない神域に案内してもらい、権殿を敷地内から観ることができました。
また、本殿に架けられた仮設足場から屋根の葺き替えの模様を身近で見ることもできました。


次は下鴨神社です。 正式には「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」と言います。
1863年に造替られた東本殿、西本殿が国宝に、その他53棟の社殿が国重文に指定されています。

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境内南の御蔭通りから参道を入るとすぐ左手に摂社「河合(かわい)神社」があります。

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この神社のご祭神は神武天皇の母神玉依姫命で、女性が美しくなりたいという願望と、安産、育児、縁結び
などを叶えてくれる神様だそうです。
また、「方丈記」の作者鴨長明はこの神社の禰宜の家系とのこと。

     本殿(右)と貴布禰神社(左)
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楼門(国重文)は写真を撮り忘れたので、7年前に訪ねたときの写真を載せています。

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     舞殿(国重文)
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今回の特別公開では供御所と大炊殿、葵の庭などを観ることができましたが、ほとんどが撮影禁止です。

     供御所(国重文)
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京都御所の一般公開が昨日から11月5日まで実施されていますが、初日の昨日は公開開始時刻前に500
人が並んだと聞いていたので行くのを諦めていましたが、下鴨神社で会った方が昨日行かれて、待たずに
入れたという話を聞いて急遽行ってみることにしました。

駐車場は観光バスやタクシーが優先で一般車は一番南側の外れでしたが、入場は待つことなくできました。


現在の京都御所は1331年に光厳天皇が即位されて以来、明治天皇が明治2年(1869年)に東京に遷る
まで皇居とされたもので、焼失と再建が繰り返され現在の建物は1855年に再建されたものだそうです。

配置図と拝観順路は次の通りです。

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     御車寄
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     諸大夫の間(参内した者の控えの間)
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・身分の上下によって異なった部屋に控えた。 襖の画にちなんで格の高い順に「虎の間」、「鶴の間」、
 「桜の間」と呼ばれる部屋が並ぶ。

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     新御車寄
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・大正天皇の即位礼に際し建てられたもので、大正以後の天皇皇后両陛下の玄関である。


     月華門
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     承明門より紫宸殿を見る
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     建春門
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     日華門
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     紫宸殿(即位礼などの重要な儀式を執り行う最も格式の高い正殿)
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・大正天皇、昭和天皇の即位式もここで行われた。


     承明門(内部より)
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     紫宸殿
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     清涼殿(平安時代には天皇が日常の生活の場として使用された御殿)
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     清涼殿正面
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     小御所(諸種の儀式が行われ、武家との対面にも用いられた)
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     小御所の前にある御池庭(回遊式庭園)
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     蹴鞠の庭(小御所と御学問所の間の小庭)
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     御学問所
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     御学問所
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     御涼所(天皇の夏期の納涼所)
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     御常御殿(天皇日常のお住い)
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     御常御殿
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     御常御殿
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     御常御殿
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     御三間
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約40分でひと回りして御所の外に出て、御苑の敷地の一番南端にある厳島神社の鳥居を見に行きました。
この鳥居は島木と笠木を唐破風にした珍しい形の石造鳥居(室町時代の作)で、京都三珍鳥居の一つとさ
れています。

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京都御苑の直ぐ北側にある相国寺でも秋の特別拝観が行われているので昼食後に行ってみます。
相国寺は室町幕府三代将軍足利義満の創建で、金閣寺、銀閣寺、眞如寺の3ヶ寺を山外塔頭、ほか12ヶ
寺を山内塔頭とする臨済宗相国寺派大本山で京都五山の第2位に列せられています。
創建当時のものは残っていませんが、豊臣秀頼の寄進で1605年に再建された法堂(はっとう)は現存する
日本最古の法堂建築として国重文に指定されています。


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     開山堂庭園
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     法堂(国重文 1605年再建 入母屋造 本瓦葺 桁行五間 梁間四間 一重裳階付)
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最終日最後に訪れたのは龍谷山本願寺(西本願寺)です。

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国重文だった御影堂と阿弥陀堂(本堂)は平成の大修復(1999-2008)後に国宝に指定されていますが、
文化庁の解説文を読んでもその理由が抽象的で、具体的な根拠がよく解りません。

阿弥陀堂(手前)と御影堂(奥)
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     阿弥陀堂(本堂)
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     御影堂
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唐門(国宝 四脚門檜皮葺 正背面唐破風造 側面入母屋造の向い唐門)
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・京都の国宝三唐門のひとつ

     唐門を外部より見る
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今回特別公開された飛雲閣、旧仏飯所、書院は撮影禁止で、紹介できずに残念です。

     経蔵
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今年の文化財探訪の旅もあっという間に終わってしまいました。
今回は普段観ることのできない文化財の特別公開を重点に観て廻りましたが、そのすべてを紹介できない
ので中途半端な記事になってしまったのが残念です。

来年の企画をまた楽しみにしたいと思います。
 



Comment

悟空さんへ 

こんばんは。
映画陰陽師は見たことがないですが、分かるような気がします。
平安の世から皇族が暮らしていた場所ですからね。
平民には全く縁のない世界のようです^^
早く行く機会が訪れるといいですね!
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2014.11/21 17:37分 
  • [Edit]
  • [Res]

NoTitle 

こんばんは^^
映画陰陽師の舞台のような所ですね。
実際に見たらもっと体が震えるかもしれません。
京都は本当に素晴らしい所ですね~
ますます早く行かねばと思います(笑)
  • posted by 悟空さん 
  • URL 
  • 2014.11/21 17:00分 
  • [Edit]
  • [Res]

RE:へ~~~⤴ 

GOTOさん、こんにちは。
書く側も消化不良の記事をじっくり読んで頂き、ありがとうございます。
GOTOさんの定例コースは随分と欲張りで羨ましいコースですねぇ。 箱蕎麦が一番気になりますが(笑)
山科、哲学の道、東山を歩いたのはもう7年も前になります。 
清水寺だけは5年近く前にも出張ついでに行きましたが、今回は散歩しただけ(苦笑)
社寺建築、仏像、鳥居など勉強すると奥が深いので、へ~~~⤴なことばかりです^^;
 
  • posted by higetias 
  • URL 
  • 2014.11/21 14:13分 
  • [Edit]
  • [Res]

へ~~~⤴ 

Higeさん、こんにちは。
待ちに待っていた千年の古都の最終章を、可能な限りHigeさんの心に浸らせてもらいながら、じっくり拝見させて頂きました。しかし、浅学者の哀れか、なかなか理解、推察おぼつかず、消化不良も否めぬ拝読に終わっております(苦笑)
まあでも、Higeさんの東山方面への朝駆けは、大変愉快だし、懐かしい思い出にふける事も出来ましたよ。昔の僕の定例歩きコースなんですがね、山科駅から毘沙門堂~箱蕎麦~大文字山~銀閣寺~哲学の道~三年坂~清水寺~三十三間堂~京都駅だったんです。それに、鳥居のお勉強もさせてもらいましたし、何度も通った京都御所(ほとんど植物園)も知らない事柄ばかりで・・・へ~~~⤴でした(^_-)-☆
と言う訳で、温故知新の大海に放り投げられた、日本史赤点のGOTOでした(笑)
  • posted by GOTO 
  • URL 
  • 2014.11/21 12:12分 
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