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近江の文化財探訪の旅二日目前半(2013/10/05)

2013/10/05(Sun)




二日目の今日も湖南、湖東地方を探訪します。
今日は湖東三山の金剛輪寺、西明寺以外はすべて神社です。


(本日の探訪地)

老杉神社(草津市)~志那神社(草津市)~芦浦観音寺跡(草津市)~(ホテル)~伊砂砂神社(草津市)~
新宮神社(草津市)~大笹原神社(野洲市)~鏡神社(竜王町)~苗村神社(西本殿、東本殿)(竜王町)~
勝手神社(竜王町)~布施神社(東近江市)~太郎坊阿賀神社(東近江市)~押立神社(東近江市)~
金剛輪寺(愛荘町)~西明寺(甲良町)~甲良神社(甲良町)~多賀大社(多賀町)


6時にホテルを出て、朝食前に草津市の西部、琵琶湖湖畔にある神社に朝駆けします。



まずは老杉神社です。


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拝殿 入母屋造 桁行三間梁間三間
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唐破風の中門とその両側に延びる透塀の奥に本殿が見えています。

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本殿は近くで見ることはできません。

老杉神社本殿(国重文) 1452年(室町前期) 三間社流造檜皮葺  
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     彩色が施された蟇股
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・三つ重ねの玉、二連の椿の花の浮き彫り



続いて志那神社です。


志那神社本殿(国重文) 1298年(鎌倉後期) 一間社流造檜皮葺
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     蟇股は秀逸
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        草津市指定文化財の石造大塔
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芦浦観音寺跡は残念ながらまだ閉門されていて、観ることができませんでした。

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琵琶湖越しに見る比叡山
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一旦ホテルに戻り朝食を摂ったのち再出発しました。

旧中仙道(木曽路)の細くて風情のある道を走って訪ねたのは、伊砂砂神社です。


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伊砂砂神社本殿(国重文) 1468年(室町中期) 一間社流造檜皮葺
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・全体的に細身ながらしっかりとして量感に溢れる室町建築の作風を伝えている。
・身舎柱は円注で、漆喰塗の亀腹の上に立っており、周囲三方は高欄付の縁を廻らし、脇障子で仕切ってある。
・正面の浜床はきわめて狭い。


     蟇股
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・蟇股は宝相華唐草(ほうそうげからくさ)という模様の豪華な透かし彫りが施され見事。



続いて、新宮神社です。


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新宮神社本殿(国重文) 1523年(室町末期)再建 一間社流造檜皮葺  正面軒唐破風付き 
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・堂々たるなかにも優雅な建物で、よく鎌倉時代の作風を伝えている。
・身舎は円柱、向拝柱は角柱で、正面に木階段、登高欄付で広い浜床がある。
・周囲三方は高欄付縁で囲まれ、脇障子で仕切られている。

塀に遮られて本殿の詳細を見ることはできませんでした。


     向拝梁上には「波と雲と牡丹」の蟇股
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     頭貫上には珍しい「桐の紋」の蟇股
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次は、大笹原神社です。


拝殿
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大笹原神社本殿(国宝) 1414年(室町初期) 三間社入母屋造檜皮葺 向拝一間 
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・出三斗組(でみつどぐみ)と蟇股で軒を支え、入母屋造りの屋根を乗せている。
・屋根の勾配のきつい曲線が独特だが、千木や鰹木がない。
・母屋は外陣、内陣、内々陣の三つに分かれている。
・外陣の建具は花模様の花狭間格子戸でその上の欄間にも透かし彫りが施されている。
・両脇障子の彫刻には細蜜な装飾。


     向拝の蟇股
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大笹原神社境内社篠原神社本殿(国重文) 1427年 一間社隅木入春日造檜皮葺
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・篠原神社は別名「餅の宮」とも呼ばれる。 「餅の宮」は餅宮明神と称し、鏡餅の元祖である。
・屋根は切妻造り、左右に反りがある照屋根、両端に鬼瓦を飾る。 妻入り向拝を付設する。
・井桁の土台上に四本の丸柱を立て、平面は方一間である。 高欄付の縁を廻らし正面に階段を付ける。



次は、鏡神社です。


鏡神社本殿(国重文) 1466年(室町中期)再建 三間社流造こけら葺 向拝三間
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・簡素な造りで、蟇股を多様し、屋根勾配をゆるく見せる外観は優美。


鏡神社の石造宝篋印塔と石造燈籠は国道8号線沿いの「道の駅・竜王かがみの里」から山手に向かって進み、
西光寺跡地を少し登ったところに建立されている。


        鏡神社石造宝篋印塔(国重文) 1332年(鎌倉後期) 花崗岩  
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・相輪の一部を欠くが、それでも高さは210cm、笠石の下の塔身の周囲は180cmある。


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・塔身は四隅にフクロウが刻まれた珍しいもの。


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・2段の基壇を築きその上に孔雀が向かい合う格挟間を彫った基礎を置き、塔身、笠、相輪を積み重ねている。


        鏡神社石造燈籠(国重文) 1421年(室町初期) 花崗岩
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・この石燈籠は、西光寺の鎮守八柱神社の社宝で、高さは282.4cmある。
・当時の様式の多くは丸柱の中央に周帯を有するが、八角柱は珍しい。
・笠をもち火袋には火口の面と仏像の面が四面ずつ交互に配されていて優美な意匠を凝らしている。

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道端にはツリガネニンジンがひっそりと咲いていました。

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二日目前半最後は、苗村神社です。 ここは7年ぶりの再訪です。


広い境内は県道で東西に二分されていて、西側の境内参道を進むと大きな楼門があります。

楼門(国重文) 1522年(室町後期) 三間一戸入母屋造茅葺
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・下層は縦横に貫で組まれ、中央間や斗供間の小壁には至るまで扉を設けず、すべて柱間を開放している。
・上層の扉や連子窓も古式で、軒尾垂木の先端を斜めに造り強い反りを付けている。


楼門をくぐると右手に近年修復された拝殿があり、その奥中門の内側に幣殿(近年修復)、西本殿、その左右に
境内社があります。

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西本殿(国宝) 1308年(鎌倉末期) 三間社流造檜皮葺 向拝一間
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西本殿正面
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西本殿左隣に境内社八幡社本殿(国重文) 室町前期 一間社流造檜皮葺
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西本殿右隣に境内社十禅師社本殿(国重文) 室町前期 一間社流造檜皮葺
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県道を挟んで東側の境内の「長寸(なむら)神社」の額が架けられた鳥居をくぐり参道を進むと東本殿があります。


東本殿(国重文) 室町前期 一間社流造檜皮葺
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・一間社としては背の高い大型本殿である。
・正面には4枚の吹き寄せ格子戸を建て、少し入ったところに内外陣の境をつくり幣軸付き板塀を建てる。
・東側面にも同じような扉口の付く格子戸を内陣への出入口としているのは珍しい。


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     向拝の蟇股 室町様式
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二日目後半に続きます。





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