2013.07.23 (Tue)
中岳朝駆け(2013/07/21)
2013/07/21(Sun)
5日前に涌蓋山を歩かれたtinnan1515さんの記事に触発されて、久しぶりに涌蓋山のロングコースを歩いてみようと思いました。 ところが昨日自宅付近でみごとな朝焼けを見て、久しぶりにくじゅうに朝駆けもいいなと思い出し、朝駆けののち涌蓋山という案をmamatiasに提案すると意外にあっさりとOKの返事。
というわけで、昨夜22:30頃牧の戸峠に到着し3時間ほど車中待機。 今日は朝駆け常連の山友さんたちの見知った車は周りにはないようです。 仮眠を取ろうとしましたが、次々と到着する車の気配でほとんど眠ることができませんでした。
出発準備を始めたところで、mamatiasのヘッドライト(PRIMUS PrimeLite Adventure)のバッテリーパックのキャップに不具合発生。
私が以前使用していた上位機種のPrimeLite ARも同じ不具合で新品に交換してもらいましたが、すぐに同じ不具合が発生しました。 この機種はライトの機能は申し分ないのですが、バッテリーパックのキャップの構造があまりにもお粗末なのが欠点です。
いずれは発生するものと予測は出来ていたので慌てることなく、私のヘッドライトをmamatiasに着けさせて予備のハンドライトを片手に2:15に出発しました。
日付が変わる頃には一時ガスが下りてきていましたが、今は再び晴れて星も出ています。
僅かですが気持ちのいい風も吹いてきて涼しさを感じますが、久しぶりに担ぐ一眼と三脚がズシリと肩に圧し掛かります。
途中数人の先行者に道を譲ってもらいながら、星生崎の下まできたところでガスが発生してきました。
それならそれで、ブロッケンに期待しようと気持ちを切り替えて濃いくなるガスのなかを先に進みます。
久住分れまでは行き先を決めかねていたのですが、まずは中岳に向かうことにしました。
視界は2、3メートルしかなくライトは足元を照らすのみ。 先行者もいなくなったのでルートを外さないように慎重に歩き、4:20に中岳山頂に到着しました。
ガスに覆われる中岳山頂
風が強く寒いくらいなので、エルも震えているようです。
明るくなり出してまもなく、ガスも切れ始めました。
今日は上空の雲が少なくほとんど焼けることなく単調は夜明けとなりました。
あとはブロッケンに期待しますが、ガスも東千里の上を流れるだけで御池の上には届きません。
久住分れの上は凄いガス。 これは判断を誤ったかと思いましたが、今ならまだ間に合うかもと5:50頃荷物を纏めて天狗へ移動開始。
天狗へ駆け上がる途中で吊尾根に下る登山者数人と行き違いましたが、その中のお一人がこの拙ブログを見てくださっていて私(否、エルちゃんかな?)に気付き、後続のmamatiasに声を掛けてくださったそうです。
ありがとうございます。 急いでいて申し訳ありませんでした。
天狗におられた方にブロッケンが見られたかどうか聞いてみると、見られなかったとの答え。
しばらく様子を見ていましたが、結局空振りに終わってしまいました。
ふと、気が付くとエルを抱いたmamatiasが単独の女性と話しています。 途中から話に加わって、先週土曜日も中岳に朝駆けされていた「赤毛日記」のなおさんと解りました。 お会いするのは初めてです。 中岳に寄って下山されるなおさんとお別れして我々も涌蓋山に向かうべく下山開始です。
先週と同じく避難小屋前の岩場で星生崎を見上げながらしばし朝食タイムを取りました。
お気に入りの「資さんうどん」の巻き寿司
ここで、また欲張り虫が顔を出し、星生山の稜線を歩けと囁きます。
星生山へと続く稜線
窓越しに見る西千里
扇ヶ鼻にはまだガスが掛かっています。
星生分れに下りながら、しばし夏の花観賞。
ママコナ
ノギラン
フクオウソウ
イブキトラノオ
ヤマアジサイ
コバギボウシ
牧の戸峠は僅かに見えていますが、西方面はガスの中です。
涌蓋山へ行く意欲が萎んでいきます。
ヒヨドリバナ
好物のヒヨドリバナも咲いているというのに、アザミの蜜を吸うアサギマダラ。
ピンクと白のチダケサシ
第一展望所までくると、なおさんが休憩中でした。
途中で追いついて来られたなおさんと一緒に牧の戸峠に9:34に下り着きました。
涌蓋山はまだガスに覆われているようだし、一度萎んだ意欲はなかなか復活しませんが、取りあえず八丁原の登山口まで向かうことにしました。
うすきハッピーリタイアメントさんへ
今朝は近場の山に朝駆けでしたか。
近場の山でも早朝登山は涼しく感じられたのではないでしょうか。
何事にも思慮深いうすきさんにアドバイスなんておこがましいことですが、
日頃歩き慣れたルートから始められることをお薦めします。
周囲が見えない夜道では特にガスの発生に要注意ですね。
この時期でも防寒対策と三俣山など草の多いルートは足元の濡れ対策は必須だと
思います。 当たり前のことしか言えなくて申し訳ありません。
いつか、朝駆けでもお会いできることを楽しみにしています。